東日本大震災の発生直後には多くの企業がCMを見合わせた。
その穴埋めとして大量に放送されたのがACジャパンのCMである。
一時期にはなんとCMの8割がACという状態になった。とうぜん同じCMばかりでうんざり、内容が震災直後ということを配慮していないと抗議も殺到。
ACは内容にそぐわないものを多くお蔵入りにした。
そんなCMをいくつか紹介したい。
「ちょっとだけバイバイ」という表現がまずかった。
「知層」という表現が地層→活断層に変換されるという理由。
2009年に放送された「スパイダーマン新アニメシリーズ」は、前編がCGで描かれた海外アニメである。
陽気なギャグ漫画が満載の作品で楽しい雰囲気なのが基本路線である。
しかし最終回だけは急にシリアスな展開を見せたためファンからはトラウマが続出したという。
問題の最終回であるが、スパイダーマンがビルの屋上に悪党を追い詰めるシーンから始まる。激しい攻防の末、スパイダーマンは悪党をビルから突き落とすのであるが、実はそれは幻影で実は突き落としたのは無実の女性であった。
これを大々的に報道されたスパイダーマンは罪の意識にさいなまれ、衣装をトランクに詰めて海に放り投げる。主人公が無実の一般人を殺し、ヒーローを放棄する姿に子供たちは衝撃を受けたとか。
1963に放送された「鉄腕アトム」は、平均視聴率30%を記録した国民的な人気アニメである。
21世紀の未来を舞台に少年ロボットが悪党を懲らしめる痛快作品である。
放送開始から3年が過ぎても高い視聴率を維持していたが、「モノクロアニメは古い」とのスポンサーの意向により1966年大みそかに最終回が決まった。
そうして迎えた最終話のストーリーは、太陽の暴走をアトムが捨て身で食い止めるというもの。
暴走した抑制物質を乗せたロケットに乗ったアトムが、そのまま太陽に突っ込んでいくという衝撃のラストである。
当時主人公が死ぬストーリーがほとんどなかったため、子供たちから「アトムを殺さないで」という電話が局に殺到したという。
1978年に劇場公開された「さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たち」は、テレビシリーズ「宇宙戦艦ヤマト」の続編である。
テレビ版でヤマトがガミラス帝国を打ち破ってから1年後のこと。
新たな敵「白色彗星帝国」が地球を襲い始めたため、再びヤマトが宇宙へ旅立つという物語。
新たな敵はガミラス帝国より強大でヤマトの乗組員は次々と絶命。
さらに終盤では、ヒロインの森雪も命を落としてしまう。
主人公の古代進は一人でヤマトを発進させ、敵の巨大戦艦へ特攻をかける。
そして「ヤマトを愛してくださった皆さん…さようなら もう 二度と 姿を現すことはありません」とのテロップが流れたため、当時は映画で泣く人が多数いたという。
ところが2か月後に、何もなかったかのようにテレビ版「ヤマト2」の放送がスタート。
死んだはずの乗組員たちも当然のように姿を現すなど、多くのファンを怒らせる事となった。